前回の新月は、「賛美歌を歌う教会のボランティア聖歌隊」で、霊的なつながり、仲間との調和に関連していました。
前新月は聖なる集合意識にリンクしていたのですが、この新月はかなり物質的で現世的な側面を持ちます。
自らの所属する血統や家系、あるいはもっと広くいえば、地域や国の歴史の中にある自ら存在を自覚し、それを保守しようとします。
つまり、やや排他的になり、他からの影響を排することで、〝自分とは何なのか〟ということを見定めたり、自己確立を行い、かつ、自らを世間の中で良き形で認めさせようとします。
装飾された、というのは、つまり美しい状態にしようということで、これは見苦しい行動ではありません。
見るからに醜く受け入れがたい行動というのも、人間にはあるわけで。
清潔にしていれば、人に受け入れられやすいというのは、当たり前に言えるでしょう。
しかし、これが国家間などの影響に出ると、自国の歴史や美点を誇示するとかいう行動になりやすく、日本などはなまじ歴史があるので、注意すべきでしょう。
ただ、この継承のシンボルで、今、さかんに次期・自民党総裁の駆け引きが行われているのは、興味深いところです。
きっと、皆さん、国民に「よさげな装飾」を提示するのだと思います。
装飾は装飾なので、継承するものを自分なりにどうするかという明示にもなるでしょうが、絵に描いた餅になる可能性もあります。
同様な傾向は、他の国でも起きる可能性があります。
自らの出自を辿るとか、それを美しく見せようとするとか、そういうものが虚飾でないことを祈るばかりです。
このシンボルの傾向からいえば、ナショナリズム的なものは強まります。
個人では、〝素〟の美しさをまとうべき時です。
私たちが受け継いでいるのは、否定したくても、逆に肯定していようとも、DNA的に祖先の何かです。
肉体、容姿、才能的なものもあるかも。
このいろいろなものには、自分で不満を感じたりする部分もあるかもしれませんが、否定したところで何も創造されません。
いや、否定するならとことんやってみたらいいかも。
そこで反転します。
結局、物質的には今の自分、現世の自分はありのままです。
そこにどのような装飾を施すか、というのが、今回のシンボル。
それを、すでに私たちは、パラリンピックで見せられています。
先天的なものも後天的なものもありますが、彼らが見せてくれたものは、
〝今あるがままの自分に何をどこまでできるか〟
〝今ある自分をどのように表現できるか〟
ということでもあったように、私は受け取っています。
それこそが、真の意味での〝装飾〟ではないのか、と思います。
これは、私たちが受け取るべきメッセージ。
その直後に、このシンボルが来る。
私も、今ある自分の〝良き装飾〟を目指しますね。
長くなっていますが、ホロスコープ上の特徴を。
新月は天王星との、非常にタイトなトラインで発生しています。
これは、おのおのが〝あるがままの自分〟〝もともとの自分〟を見つめることで、良き転換を果たせることを示しています。
このためには、現状の受け入れが必要になります。
否定ではなく、受容を。
この全体的な状況は、コロナ禍の中での、〝今はこういう状況〟というのを受け入れた上で、転換を果たす可能性も示してくれています。
経済は、拡大する方向と、ギリギリまで追い詰められる側面とに、二分化しそうな時期です。
――地域――
天王星の強く働く地域
・日本(日本列島の西側のほうが強い)
(今まさに台風が来ている……)
・アメリカ西海岸
・フルムズ海峡付近の経度の中東(イラン?)
災害と人権に関する問題などが出やすい地域
・インドと西側の近隣国の経度(アフガニスタンは強い)
・北米大陸の中西部
・オセアニア
☆ メッセージ
意味なく与えられるものは
一つもない
そなたの血肉の一片までも
血肉の一片
細胞の一つ一つに至るまで
愛しなさい
血肉の一片
細胞の一つ
自分の顔
耳
鼻
口
目
なんであろうと
自分のかけらでも否定すれば
そは不幸を招く
自分の全部を祝福しなさい
愛しなさい
愛さなくて良いものなど
そもそも何も与えられておらぬ
なにかをどうとかしたいのであれば
その後
愛すればもっと魅力的になる
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