この記事は、以下の記事らと密接な関係があります。
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新しいサイクルを迎える前夜 1
新しいサイクルを迎える前夜 2
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2019年5月14日
景気はともあれ、未来は……
2019年8月25日
ワの渦の始まり
※上記の記事の中でのリンクを貼っている占星術講座や鑑定会のご案内はすでに期限切れなので、ご注意ください。
これらの中で、私が一貫して訴えているのは、2023年(早ければ2022年)あたりから日本は新しいサイクルに入り、基本的には弥栄(いやさか)への道を辿るはずだということです。
この日本独自の新しいサイクルは、二つのチャートの観測から導き出している結論で、一つは2023年、もう一つは2024年あたりでそれが発生しますが、どちらも共通しているのは「繁栄」とか「解放」とか「拡大」とか、そのような効果が強く出てくる端緒になるということです。
これは2023年とか24年が来たら、突然に変化するのではなく、約30年程度のサイクルに関わるので、その中で開花していくものです。
ちなみにですが、
今後の33年間 新しい時代の始まり
でも、「2019年の12月に日本は新しいサイクルに入った」と述べています。
これは三番目の別なチャート情報によるもので、2018年の夏に書いた占星術予測記事の段階では見落としていたものでした。
これら三つのチャートすべてで、2019年12月、2023年、2024年などというきわめて近い年回りの数年間に、日本には重大な節目が確認できる、というのは、これは偶然とは思えない符合があります。
これはホロスコープを研究する者としては、ほとんど戦慄するくらいの、あり得ない偶然の一致なのです。
たとえば、兄弟があるとき別々にアメリカとヨーロッパに旅行に出かけたが、どちらも同じ日に同じ名前の女性と出会って、その後結婚した、というような偶然レベルです。
こういうのは、偶然とはもはや言いにくい。
すごく深いシンクロニシティです。
長い国家の歴史(とくに日本の場合は歴史が長い)という視点で考えたときには、2019年とか2024年とかいうのは、「だいたいその頃だよ」といっているのと同じで、多少の誤差が現実的に生じたとしても、「そんな誤差はパラレルワールドでは当たり前」みたいな話です。
Aワールドでは、2019年かも知れないし、Bワールドでは2022年あたりになるかも知れないのです。
こういう「融通の利く誤差」というのは、実は個人のチャートですらあるのです。
Aルートで生きている人は、早い時期に良縁を得たり、Bルートで生きている人はそれより2年とか3年とか、遅れる場合があります。
※ なぜそういうことになるのかというのは、ここでは説明できませんのでご容赦を。ただし、AもBもちゃんとチャートの根拠があります。
その一方で、私は
2018年~2020年 経済的な障害 停滞
2020年~2021年 湯水のような財の動き 浪費 不正な金銭
というような出来事もあるだろうと解読していました。
このうち、2018年~2020年の経済的な傷害は、アスペクトとしては存在しながら、今年に至るまで、日本ではあまり明確な形になりませんでした。
消費増税か? と思っていたのですが、そこでも重大な障害は発生せず、私はこの時期に天皇陛下の退位と新天皇陛下の即位が行われることで、かなりの部分が解消されたのかも知れないと思い、そのような解釈の記事を書いたこともあります。
が。
そうではなかった。
このアスペクトは、厳密には2021年の春まで存在し、強く働くのは2020年の秋頃まで。
つまりこの記事を書いている時点からは、あと半年ほどが強いのですが、その最後の時期になって、今回の新型コロナウイルス・ショックとなって現われたのです。
私は時折、投資家の人から相談を受けることもあるのですが、もう何年も前から2018年~2020年の間にある国民の困窮した状態、経済については助言し、「もし手を引くのなら、この時期のどこか」と申し上げてきていました。
ところが。
このような形でのショックとは、私も想像していませんでしたし、実際、自分がブログで書き、幾人かの方に助言してきたことは、「外れたかな」とすら思っていました。
そうではなかった、ということです。
ここまでが、前提のようなお話で申し訳ありません。
私は上記のリンクのある予測記事を書きながら、いつもどこかに引っかかっていたものがありました。
それは次の東京オリンピック・パラリンピックが、日本の新しい時代の契機となるはずで、この33年の転換期に日本で開催されることには、特別な意味があると考えていました。
(33年の新しいサイクルは日本固有のものではなく、世界全体に関するものですが、たまたまこの転換期が世界のものと日本のものが、ほぼ一致していたというのも驚き)
ところが、2020年頃まではかなりの苦境が表示されている。
これは個人の運勢でもそうですが、苦境が2018年~2020年となっていたら、その間が全部真っ黒ではなく、そのどこかで大きな問題が起きることが多い。
つまり2020年を終え、アスペクト完全消滅の2021年春頃までは、やはり気を緩めるべきではなかったわけです。
この日本の持つ国家としての苦境、国民の苦難の時期に、オリンピックが開催されるのは、どういう意味があるのだろう?
この苦境を中和したり、緩和したりする意味なのか?
ということで、今年に日本の予測を書いたりしました。
しかし、そうではなかった。
オリンピックが開催の危機に陥り、延期を余儀なくされることこそ、まさにこのハードアスペクトの意味だったのです。
ちなみに。
この問題をもたらしたのは、日本固有のチャートでは、「土星」なのです。
土星の意味の中には、「遅延」「遅れる」というのがあります。
もちろん、「障害」「苦境」も。
そうして考えると、すっきりと解ける。
これは、この時期の問題が、重大な地震災害などではなく、このような世界的なうねりの中で生じる疫病の問題であった、というのが、この世界での「解」なのです。
むろん地震などの別な災害は、普通に防災意識を維持しておくべきです。
いや、このような疫病が広がる時期だからこそ、いつも以上に防災意識を引き上げておくべきでしょう。
(避難所に集まる、というような状況は、クラスター感染につながりかねないわけで)
そして、私がもう一つ、非常にすっきりしたのは、この2020年まで継続する苦境(厳密には2021年春までだが、ざっくり2020年までと考えて良い)のさなかにオリンピック開催ではなく、2021年の開催であれば、その後の日本の2023年(早ければ2022年)以降の弥栄のサイクルへ、シナリオとしてつながりやすいということです。
戦争以外で、今回ほど世界中が脅威にさらされる意識を共有した出来事はないと言えるのではないでしょうか?
地球環境問題などは共有されるべきですが、ここまで個人の健康・命や社会の経済硬直を招かないと、「万人が危機感を抱かない」わけです。
これはまったく新しい事態です。
そして、このまったく新しい事態が、33年の新時代の幕開きと共にやって来た。
この苦境の夜明けに、東京オリンピックが用意されるわけです。
これが、結果的には、
新時代の開幕になる時期に日本で用意されるイベント
となるのです。
これは、かつてない、祝祭となる可能性すらあります。
そろそろ筆を置きますが。
このオリンピックの延期のために複雑な思いを抱かされるアスリートのかた、結果的に思い描く結果を残しにくいかた、また大会を準備し、計画から推進、物理的には突貫工事で死ぬ思いで働いた工事関係者のかた。
あるいは今後決まって行くであろう選考の微妙な「違い」で生じる悲喜。
そうした個人個人の思いや悲しみ、お悩み、そして苦労などもある前提で、申し訳ありませんが、ホロスコープ解読者として、ざっくり大局的なことを述べさせていただきました。
コロナの影響は、私にも当然あります。
大学の前期は休講し、定されていた前期の講座と後期の講座を、一緒に後期にやる予定です。
これは、私のようなスタイルでやる場合、ほとんど「苦行」です。
すごく負担が大きい。
他にもいろいろなところに影響が出ています。
でも、それが今回の苦境の中で、私が当然受け取るべきものと、受け止めております。
また、明日か明後日。
この騒動の終息時期についても、ある程度の観測ができておりますので、記事にしたいと思います。
ぽちっとお願いいたします。(^人^)
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