すみません。
先日まで書いていた「真の強さ」シリーズのおまけです。
一応、筆を置いたのですが、ホロスコープ上の「強さ」というくくりで解説したので、総括的なものになってしまいました。
ちょっと「本当はここが知りたかった」という部分が、皆さんにはあるかもしれないと思い、追記することにしました。
それはつまり、
強いハードアスペクトや複合アスペクトをどうしたらいいのか?
という問題です。
上記の過去ブログを読んで下さった皆さんは、ソフトアスペクトよりもハードアスペクトのほうが強いということをご理解いただいたと思いますし、一般にソフトだと思われているグランド・トラインもその強さゆえに、使いこなすのが難しい側面もあるとご理解いただいたと思います。
この複合アスペクトというのは、Tスクエアにせよ、グランド・クロスにせよ、グランド・トラインにせよ、グランド・セクスタイルにせよ、相当なエネルギーがあります。
連携する天体の数が増えれば増えるほど、それらが属するサインと天体固有のパワーが増すのは当たり前の話です。
それらの天体は、どこかのハウスに存在しています。
そうするとそのハウスの事案とも繋がります。
複合アスペクトの持ち主が、なかなかに厄介な事態を経験しやすいのは、単独アスペクトなら対処する項目が少ないし、エネルギーも限定されているけれど、3個4個……と関係天体が増えれば増えるほど、関係者・関係事案も増えるので、物事が手に負えないほど複雑になったり、強制的な力を持つようになるからです。
複合アスペクトも例外はあります。
たとえば次のメディエイションは、比較的コントロールがしやすいのです。
なぜなのかというところまでは、ここでは解説しません。
この図のAとCの中間点に、Eが存在する場合は、「クレイドル」という複合アスペクトの名称になるということを、ある人が教えて下さいましたが、クレイドルも同様です。
こういったコントロールしやすい複合アスペクトはまだ良いのですが、やはり御しがたい強さのものがある。
で、こういったものをお持ちのかたは、
「どうすれば良いの?」
「前回までの結論だと、強い部分と向き合えということだったけど」
「どうやって向き合えば良いの?」
というところが、当然の疑問として出てくるだろうと思います。
そこで、その御し方、向き合い方をお伝えします
……
複合アスペクトを構成している天体の中には、おそらく個人天体が存在しています。
個人天体は、太陽、月、水星、金星、火星です。
火星は社会天体と分類するかたもいて、これは間違いではないのですが、このシリーズの主旨上、火星は個人天体に入れねばなりません。
複合アスペクトの中の個人天体で、自分がもっとも使いやすいと思う天体を意識的に使って下さい。
今まで以上に。
生活に、人生に、あらゆるところで。
その力を引き上げ、その天体の活動を通じて人に貢献し、自分の喜びとして下さい。
どう使うかは、ご自身で考えるか、専門家に相談なさって下さい。
ハードな複合アスペクトの場合、すぐにこれがうまく行くわけではありません(グランド・トラインなどでも同様)。
困難さが伴うのが当然だからです。
しかし、これがもっとも「強さ」を有効に利用し、ハードな状態も緩和、あるいはプラスに置き換えるスイングバイとなります。
たんに、我が身のために「利用する」のではなく、強いからこそ多くの人のために使って下さい。
自分にその星を使って何ができるのか。
家族のためでも、配偶者のためでも、より大きなコミュニティでも、会社でも。
国ためでも、世界のためでも。
こういう人が増えることが、世界全体の幸福に繋がるはず。
そのようなかたが今後、増えていくはず。
皆さんがその大きな流れに乗られますように。
今度こそ、おしまい。
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