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2021年5月5日水曜日

相手を受け入れるからこそ望まない

 昨日の記事をご用意したのは、
夫婦(だけに限らないが)関係を円満にやっていくための何かを語っても、そもそも相手がその努力や意図に協調してくれないと、お話にならないからです。
こちらがどのように努力しても、相手が自分の価値観や自分の持つ常識(客観的な常識ではない)にのみ「正義」を見出して、他を受付けない、というような人物だと、そこを覆すのは100%ムリではないですが、かなりハードルが上がります。

だから、これから配偶者を選択するチャンスのあるかたは、是非、良き選択をしていただきたい、ということです。
中には、本当にこれはムリだろうな、と判断せざるを得ないケースもあるのですから。
(奇跡的にそれが変化する場合もあることにはある)

誰でも結婚したからには、夫婦円満とか、配偶者との良き関係を築きたいわけですが。
その良い関係を築くという望みを叶えてくれる相手かどうか。
この程度を今、どうやっても叶いそうにない相手を、100%ムリな配偶者としましょうか?(本当は100%ムリはないのですが)
そして、夫婦円満を完全に実現できる場合は、「望みが叶わない確率は0%」ということになります。(これも本当はない)

でも、実際には、世の中の多くの人は、この0%と100%の間の、どの段階かの配偶者と結婚しています。
そうですね、感覚的には10%~70%くらいの人が多いかな~。
(あくまでも個人=私の感覚です)

自分の望みが叶わない基準なので、数値が低い方が〝良い〟わけです。
実際には100%ムリは存在せず、そうすると80%くらいだと、「これは難しい相手ですね」ということになります。
意外に、良い配偶者を得ているケースは多く、10%というのは、〝ほぼほぼ良い関係〟でありますし、30%だと〝だいたい及第点〟ということになります。

多いのは、30%~60%くらいのご夫婦関係かな?

前置きが長くなっちゃいましたけど、本日の記事は「すでに相手を選択している」かた向けのものです。
ただ、夫婦だけではなく、あらゆる人間関係に適用できるものです。
夫婦関係で説明するのが、一番わかりやすいので、そういう表現を取ることも多いのですが、そのへんは脳内変換して下さい。


ハイ!
本題です。

ここまで、記事の中で配偶者。
これを、ちょっとエグい表現ですが、
かならずしも自分の望みを叶える存在ではない
と書いてきました。

前述の基準では「0%」 つまり「100%自分の望みを叶えてくれる」わけですが、これはどう考えても存在しません。
それは〝自分自身と結婚しなさい〟という話です。(笑)
自分の望みを100%わかってくれるのは、この世で自分だけです。
でも、その自分でさえ、人は大なり小なり矛盾を抱えています。

あのときは、あーしてほしかったけど、実際やってみるとこれじゃなかった、とか?! そういう話ってありません?

自分の望みというのも、しょせんはエゴの発するものなので、その時の自分でしかない。細かいことをいえば、それが後で変わることも多いのです。
エゴの自分は、しょせん狭い世界の狭い価値観でしか生きていませんので、環境や状況が変わると、簡単に〝望み〟が変わります。

たとえばですけど……
自分の望みは、家事などにも協力的で、AとBとCくらいは絶対にできる旦那様♡ できれば、Dも!
だったとします。
その固定観念に固まっていたとします。

でも、旦那様の仕事の状況や社会情勢などが大きく変化し、ABCすべてを求められると、旦那様がもはや心身の休まるときもなく改善を求める……
でも、あなたはDは譲れても、ABCは絶対だと訴える。

これに旦那様は耐えられなくなって、心身を病み、離婚を提示する。
それでようやく、旦那様の苦境がいかほどのものだったかと知り、その段階では変わりますよね、普通。
〝望み〟が。

これは男女逆転でも考えてみて下さいね。
べつに、女性のほうに問題があるという論旨じゃないんで。
現実には、男性側に問題があるほうが多いと、私は日常の鑑定で感じています。

こういう極端な事例じゃなくても、
夫婦関係じゃなくても、

人間関係で、なぜ問題が起きるのか?

その原因は、あなたの〝望み〟なのです。
・相手にこうあって欲しい。
・相手にこれはして欲しくない。
単純にいえば、この二つの〝望み〟

これは、絶対に譲れないものはあります。
たとえば、上司がひどいセクハラをしてくるとか。
これは絶対して欲しくないし、そもそも人としてすべきではないことです。
これを訴えて、上司に何らかの処分が下されない企業(団体)など、こういうご相談も過去にありましたが、腐った枝は勝手に落ちますので、早々に身を引いた方がいい。
泣き寝入りしろという話ではなく、このようなケースでは、上司や企業を相手に訴訟なども有効かと思います。

それはそれ。
〝して欲しくないこと〟の中には、社会通念として、絶対に譲れないものや、人間としての尊厳を守るべきものがあります。
こういったものは、これまでの論旨でいうと、「100%ムリ」なものです。
ですから、私はそこを「我慢しなさい」とか「忘れなさい」とか言いません。
個人、配偶者との関係の中では、DVを代表として、絶対に受け入れられないものがあります。

が、100%でない事例を、今日は取り上げています。
100%でない事例というのは、つまるところ、
・相手とある程度コミュニケーションが成立する。
・ある程度、価値観や人生観の共有ができる。
などの事例です。

要するに、夫婦をやっているけれど、
すごく仲がいいわけじゃない、
完全に悪くないけど、いろいろ不満がたくさんある、
というような振れ幅の中の、世の中の多数派の事例に関して、

こういうことも考えられるのではないか?
こういうやり方をしたら楽になるのではないか?

というのが、今日の記事。
そのキイワードが、〝望み〟なのです。

これは過去の記事では、「期待をするな」とか、そんな主旨で書いたものがいくつかあるはずです。
それと同じものです。

〝こうあって欲しい〟
〝こうであるはず〟
〝こうあるべき〟
〝これは絶対にダメ〟

このような想いは、誰もが抱きます。
みんな、配偶者に、あるいは他人に、それぞれの立場で上記のような〝望み〟を抱いています。
夫としてはこうであって欲しいとか、職場の同僚なら最低限守って欲しい部分とか。

まず、この中でも、絶対にムリな領域というのがあります。
人として、あり得ない領域。
これは論外とします。

その中間領域で、互いに努力できる範疇でのお話。

その場合、もっとも有効なのが、

相手に期待しない
相手に望まない

ことなのです。

この「相手に期待しない」という言葉は、しばしば誤解を招きます。
相手に期待しない=相手に対して冷めている=相手を否定している
というふうに、捉えられかねないからです。

でも、単純な話!
相手に何も期待していないのなら、相手が何かしてくれたのなら、それは……
ラッキー!
です。ラッキーだし、内容によっては感謝しかありません。

しかし、あるケースで、相手に10のものを求めていて、相手がしてくれたとしても、それが自分の中で2か3程度のものなら、これは不満のほうが強い。

かならずしも自分の望みを叶える存在ではない
相手と結婚するのは、前述のように当たり前の話です。
自分じゃないので。
しかも、魂はこの地上へ、それなりの苦労をすることを前提に降りてきていますので、それが夫婦関係や対人関係に出てきて、
きわめて当然!

そもそも、すんなりうまく行くようになっている夫婦関係のほうが珍しいわけです。珍しい、まで行かなくても、すんなりうまく行くのは少数派です。
つまり、
食い違うのが普通
なのです。

天命とか宿命とか
そんな関係で結ばれていても、食い違いはあります。
そこに〝望み〟の違いは生じてきます。

だから!
相手に望まない姿勢こそが、夫婦円満の秘訣の一つなのです。

それは、同時に〝相手をすべて受け入れる姿勢〟でもあります。
相手を受け入れるからこそ、
相手に望まない、
のです。

ここまで話が進んでくると、皆さんも突っ込みたいですよね。
じゃ、うまく行っているゼファー夫婦はそうなのか?
あなたは、妻に何も望んでいないのか?

ここまで来ると、ラストまで書かないわけにはいきません。
続編へ。


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