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2021年5月2日日曜日

自分が円満になること

 今年の初め頃の話なのですが。
「先生ご夫婦は本当に仲睦まじい!」
「〝夫婦円満の秘訣〟の記事を書いて下さい!」
とか、言われたのですが。

まー。
イマイチ、テンションが上がらない。
……というのは、かなり前の話ですが、このブログ上で、まさに〝夫婦円満の秘訣part.1~9〟まで書いているんですよね。
2007年~2008年頃に書いたものですが(検索してもらってら、出てきます)。
タイトルまで同じなので、それ書いたやん、みたいな感じで。(笑)
もう一回? みたいな?

まあ、その当時の記事は浅慮な部分もあります。なにせ、もう10数年前の記事です。
こういう記事って、へたをするとただのおうち自慢になってしまって、不愉快な思いをされるかただっている。
この頃の記事をお読みになって、そのような想いを抱かれるとしたら、お許しください。

うかつに、
うちはうまく行っています♡
それにはこんな秘訣があります!
なんて書き方をすると、ムカつきません?(笑)

その一方、夫婦関係がうまく行ってない人が、「うまく行く秘訣」なんか提言しても、何の説得力もない。
うまく行っている人(夫婦)の日常どうなのか知りたい、というのも、ある程度の需要はあるだろうと思うんです。
そういうことを訊かれることもありますし。

ただ、日常の鑑定などでも、やはり夫婦に限らず、親子にしても、その他の人間関係にしても、この種のお悩みは常に一定の相談件数があるんですよね。

ですから、過去の記事の焼き直しではなく、今の私の思うところを、ちょっとメモで残しておこうと思いました。
ただ、無思慮にポンポン情報発信しているわけではないとご理解ください。
上記のような、いろいろな葛藤もあるけど、書いてみた、ということなんです。
(_ _)


人間関係は、本当に重要です。
たとえば、結構キツい職場で働いているとしても、人間関係さえ良ければ、人はそこそこ頑張れるものです。
むしろキツい労働を共有して頑張っていけたりもします。

しかし、そこそこ好条件の職場であったとしても、人間関係が悪いと、人はすぐに辞めたくなります。すぐにといっても、これは個性の違いの差がありますが。
パワハラやセクハラをする上司がいたり、そういう体質組織であるとか。
なぜか、しつこく絡んでくる先輩がいるとか。
酒が飲めないのに飲むことを強要されたり、自身のアレルギーや苦しい体質を理解されないとか、女性の場合は女性特有の生理現象の苦痛をまったく考慮されないとか。

夫婦関係も、他の人間関係と同様です。
ホロスコープでは、
1ハウス(自分)と7ハウス(対人)
の対向関係の中に、世間全般の人間関係運がありますが(それだけではないですが)、この対向関係は自分と配偶者の関係でもある。7ハウスは結婚の部屋ですから。

また女性は、太陽情報の中に配偶者情報が含まれやすい。
男性は、月情報の中に配偶者情報が含まれやすい。

太陽も月も、「本人を表現する重要な星」なのですが、本人であると同時に「相手」でもある。

この摩訶不思議。

じつは、1ハウスと7ハウスも対向関係ですから。
つまり「鏡」なんですよね。

占星術的には、配偶者(その他の重要度の高い人間関係)というのは……
ほかならぬ、あなた自身でもあるのです。
自分の鏡存在、自分の分身のような存在として、あなたの人生に登場してきていることが多いのです。

すべてではないですが、この傾向で出現している事例のほうが、確率的に高い。
そうすると?

あなた自身を配偶者を通じて知る、という目的が大きいのです(他の重要な人間関係もそうである可能性はある)。
このケースでは、往々にして、配偶者との関係に問題を抱えていることが多い。
そして、自分の思うような対応をしてくれない、あるいは非常に厄介な言動をしてくれる配偶者に(出方はいろいろですが)、なんとかそれを変えて欲しい、分かって欲しい、と思って、話し合おうとしたりするのです。
分かって欲しい。(当然)
あるいは、自分の対応を変えることで、相手に分からせようとしたり。
(たとえば無視やすねるとか、冷たい対応、場合によっては高圧的な態度)

これは、すべて「相手を変えよう」とするアプローチです。
自分の思うような夫婦関係、良い関係を作るために、相手の対応に変化を求めています。

しかし、もし「自分を知る」という目的があって、登場してきている配偶者であれば、その配偶者の存在を通じて、自分を見つめ直すことが第一になります。
・もしかすると、自分が相手に感じているような問題点が、そもそも自分にもあるかもしれない。
・あるいは、そういう配偶者だからこそ、自分とは何なのか、という気づきをもたらしてくれる存在なのかもしれない。

鏡存在だからといって、何かも自分と同じということはありません。
しかし、どこかに通じる部分があり、自分とは似ても似つかない配偶者だけど、見方を変えたら、あら、同じだった、というようなことは、非常によく見られます。

このような「気づき」や「自分を知ること」が、目的で登場している配偶者の場合、この「気づき」「自覚」のタイミングが、そのまま配偶者との関係の問題解消につながることがあります。

これは以下の過去の記事と関連が深い。






気づきと自覚を得られたら、本来、ホロスコープにある「魂の目的」の中にある「配偶者の存在を通じて学ぶ」ことは終了するはずなので、
・その配偶者との関係が自然解消する。
・その配偶者の対応・態度が変化する。
・その配偶者の対応・態度は何も変わらないが、そのようなものにはまったくとらわれない自分になる。
といったことにつながります。

つまり、相手を変えようとする必要はもともとなくて、自分が気づき、自分が変われば良かった、ということ。
この結果、よくいわれる「自分が変われば世界が変わる」ということも起きるわけです。

この法則は、かなり普遍的なものです。
というのは、ホロスコープにあるその人の情報というのは、その人の環境、人間関係なども含んでいて、要するに「他人の情報」が「外側の出来事」なども、個人のチャートに根っことなる情報があります。
この情報は、本人のものですが、それが配偶者だけではなく、職場や家族、近隣、親類縁者、友人として表現されています。

それらは、すべて本人なのです。

イコール
その人は、世界のすべてと一つ
なのです。

だから、自分が気づくこと、自覚すること。
これらが、結果的に夫婦円満につながることは、あり得ます。
というか、かなり普遍的に適用できる可能性を秘めています。

ただ、この話では「相手」が存在します。

「相手」が必ずあなたと同様に自覚して、変わってくれるとは限りません。
シンクロして変わってくれれば良いのですが、そうはならない「相手」であることも多い。

その場合、「相手」があなたの人生から「剥離」していくことにもつながります。
キズの上にできたかさぶたみたいに。
ぽろぽろ取れていくこともある。

あるいは、もうあなたが達観した魂の段階であれば、「変わらない相手」だとしても、相手に何も求めることもなくなり、魂は自由になって自分の人生を生きるかもしれない。
その段階に来ていれば、どういう決断もできます。
相手をサポートし続けることもできるし、もうお役御免で切り離すこともできる。

つまり、結局は「自分」なんだと思うのです。
「自覚」を得ること、そして得た自覚の中で、この世界でどう生きていくか。

そこが、夫婦円満につながることはあり得る。
自分が円満になれば。

ただし、必ずしも、万人にとって、夫婦円満がいいわけではないというか、夫婦で生きることが良いわけではない。
もうそういうことではない、という魂もあるわけで。

とりあえず、「自分が円満になれば良い」というのは、一つの提言です。

※ ひょっとすると、この続編を書くかもしれないし、書かないかもしれない。(笑)


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